私たちの職場になる建物と敷地は、平成20年3月に最後の卒業生一人を在校生8名が送り出して、56年間の歴史に幕を降ろした、夕張市幌南中学校の施設を再利用させて頂いています。数年前までは、この校舎から巣立って行った生徒たちの、歓声や歌声、そして篤い思いが、やまびことなって南部の山やシューパロの川の岸辺に響き渡っていました。

私たちは、篤かった生徒達の心を、南部の山やシューパロの川の岸辺の木霊として受け継ぎながら、障がいを「できることが個性なら、できないことも個性の力」と捉え、その力を集めて大きな力に変えて「自律と自立で地域の力」と胸をはれる人財になることを目指していきます。

「ぱれっとふぁーむ」では、施設園芸による植物栽培の作業を通じて、命を預かることや、命を育てることを通じて「自然との共生」「社会との共生」を学んでいきます。

「ぱれっとふぁーむ」の名前の通り、幾多の卒業生たちが描いてくれた中学校と言うデッサンに、ここで働く皆がそれぞれに色々な個性の色で描き上げて行けると信じています。

・ビニールハウスでの施設園芸で、ほうれん草などの植物

　を栽培することで、生涯職業の確立を目指します。

・ビニールハウスでの施設園芸とＴＷ農法による農業並び

　に、自然との共生研究所でのＩＴや工作等の職場体験と

　多種にわたる活動を通じて就労のための訓練及び職場実

　習機会の提供事業及び、適正な職場探しと職場定着支援

　事業。

・「ＮＰＯ法人シューパロみらい」において、地域の人た

　ちとの交流によるコミュニケーション力を促進します。

・仕事だけではなく、地域において自律と自立した日常生活

　及び社会生活を営むことができる、地域の一員となること

　を共同して目指し、専従の指導員がそのお手伝いをさせて

　いただきます。

 ・仕事で一人前と言われるだけではなく、スポーツや文化活動  ・趣味の自己開発や地域活動への積極的な参加をすることで、

　 新しい個性を見つけて伸ばし、地域の必要な人財となり、地

    域の必要とされる活動のお手伝いを行っていきます。　

    それは住民の一人としての義務と権利だからです。

 ・ラジオ体操やスポーツ等による団体行動の訓練を通じて、

    地域社会とその構成員としての協調性を養育する。

・「ぱれっとふぁーむ」の事業を達成するためのいろいろな研究、　　  

   「ぱれっとふぁーむ」所属の職員全員の目線で研究していきます。

　 そして、他の全国の支援施設との連携や提携をはかっていきます。

・ 授産施設としてではなく、「ぱれっとふぁーむ」として、私たちの安  　心と安全を地域や社会への発信を目指していきます。